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俺は風呂に入ろうと思っただけだ。 そしたらどうだ、浴槽の中から健二君が勢いよくお出ましだ。 健二「ちちち違うんです!ちょっと遊んでただけなんです!違うんですっっすみません!!」 ほんと何やってんのこの子…!? ちょっと心臓止まりそうになったぜ、デイダラボッチかよお前は!?? 侘助「ほんとに何やってんのお前…?」 健二「いや違うんです、ちょっと、お風呂で潜水して何分持つかなって我慢くらべというか円周率を数えてどこまでいけるかな~なんてアハハくだらないですよねほんとすみません今出ます!」 「ちょっと待て」 俺は健二君を湯船に押し戻した。 健二「あの、侘助さん」 侘助「円周率だと…?なかなかイカすアイデアじゃねーか。」 そうだ。俺の勝負心に火がついた。 その晩は理香姉に怒られるまで二人で円周率潜水勝負をしていた。 はっきりいって楽しかった。
タバコ買いにいくから、ついでに乗ってけば?と理一に言った。 「いいや。バイクで行くから」 「この寒い中バイクかよ?こっちに乗ってきゃいいじゃん」 「他人の運転で乗るの、いやなんだよね。」 特に侘助の運転はヤダと、理一が言うので 微妙にむかついて、何がだよと聞くと 「お前の運転は荒っぽい。一緒に乗ってる人が迷惑。」と言いやがった。 「そこまで言うんだったらお前は相当素敵な運転技術を持ってるんだろうな?」 「持ってるよ。じゃあ後ろに乗ってみる?」 理一はバイクにまたがって、ほら、と手招きした。 俺は寒いから普通にいやだと言った。 「言っとくけど寒いのは俺。俺の後ろに くっついてればお前はだいたい暖かい。」 絶対嘘だろ…。と思いつつ理一を睨む。 理一は早く乗れよとヘルメットを強引に押し付けた。
「わびすけーカマクラつくれー!!」 ほんと勘弁してくれ… 俺昨日徹夜だったんだよおお 「そんなのカンケーないだろお 早く起きろ!グータラ!放蕩!」 「おま…ほ…放蕩って…。 どこで覚えたんだこのヤローどもは…」 「おじちゃん、真央カマクラで遊びたい」 真央…そんな目で見つめるのやめろ 俺は腰も頭も痛いし、41歳ちなみにアメリカ帰りだ… 「なぁお前ら、よく聞け。俺が体調不良のまま 無理してカマクラつくったとして、俺が倒れて 救急車で運ばれたらどうする?悲劇だと思わねーか?」 「そんなのカンケーない!救急車見たい!」 うおおお…まじで子供恐い…
「健二君なんかメシつくって」 「あっはい えーと何を…」 俺はお腹がすいたので 健二君にお願いした。 するとそれを聞いた佳主馬が 半ギレ状態で健二君を止めた。 「健二さんいいから。おっさん、自分で なんとかしなよ。いい勉強になると思うよ?」 えー…なんだこいつ、何でいつも上から目線でもっともな事いいやがるんだ!? 涙が出そうになるよバカバカ!あとおっさんて呼ぶな! 「だってこの中で普通に料理が出来そうなの健二君だけだろ。」 すると直美が例にもよって半ギレして 俺の胸ぐらを掴み 「あんたどういう意味それ!??素直にあたしに 頼みなさいよ!!」 「…いやいや、お前出来ないだろ普通に」 「何よ出来ないわよ!でも一応は頼んでみるのが礼儀でしょ!??」 うわ~?なんだそれ礼儀ってなに… なんだか話がややこしくなってきて俺は疲れたし 腹も減った。「もういいや…」と あきらめて部屋に戻ろうとした。その時だった。 「おら、これでも食べとけよ!」 翔太がおもむろに、お手製のオムライスを差し出した。 「旨いかは分かんねーけどな、文句言うなよ!」 翔太… … 嫁にこい…